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2018/3/3
社会(食の六教科教室)
はまぐりは良縁の願い

fotoco,食育の六教科(社会),ひな祭り,はまぐり

ひな祭りの定番メニューと言えば、菱餅、ひなあられ、白酒…
というのは昔の話。今はちらし寿司や手まり寿司、菱餅のピンク、白、
緑の3色を使ったケーキやゼリーなどバラエティーに富んでいます。

とは言え、昔も今も変わらず食卓を彩ってくれるもの、
それは、はまぐりのお吸い物ではないでしょうか。
いつもはあまり見かけないのに、この時期になると急に
はまぐりが店頭に並び、高級感を醸し出したりします。
でも、なぜひな祭りに、はまぐりのお吸い物をいただくのでしょう?

それは、はまぐりは夫婦円満のシンボルだから。
はまぐりは、一度貝殻を外すと他の貝殻とは合わず、
自分の貝殻同士でないとぴったり合いません。
つまり一対の貝殻しか合うものがないため、
生涯添い遂げるたった1人と出会えるようにという、
娘の幸せを願う親心が込められたものだったのです。

かつてお姫様のお嫁入り道具として、
はまぐりで作った貝合わせを持たせたのも、
そんな意味があったんですね。

春の季語でもあるはまぐり。
一般的に旬は2~3月とされていますが、
本当のはまぐりの旬はもっと後だという説が。

もともと3月3日のひな祭りは旧暦の行事。
旧暦は新暦の1カ月~ 1カ月半先で、
旧暦の3 月3日は、2018年だと4月18日なのです。

はまぐりは産卵直前が一番身が太っておいしいとされ、
産地によって旬の時期も違ってきます。
「その手は桑名の焼きはまぐり」で有名な桑名は5月~8月、
茨城の鹿島灘はまぐりは6~7月、
千葉の九十九里は1~3月なのだとか。

もっとも、今は海外からの輸入品も多く一概にはなんとも言えませんが、
昔の人は本当においしい時期においしい旬を食べていたのでしょうね。

はまぐりの貝殻は強く、なかなか割れにくいという特徴があります。
強い子に育ってほしいという願いを込めて、
4月の入学・進学の時期にもはまぐりをいただき、
3月と食べ比べてみてはいかがでしょう。


MIKI