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2018/3/14
食べ物について(私の味覚)
自分の香りを作曲するチョコレート

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バレンタインのちょっと前、NHK BSで
「女王たちのチョコレート ヨーロッパ王室御用達紀行」
という番組をやっていました。
スペイン、モナコ、ベルギー、イギリスを巡り、
王室に愛されたチョコレートとその物語を紹介する内容です。

どれもステキにおいしそうだったのですが、
中でも私の目を釘付けにしたのが、案内役の高島礼子さんが
移動中に列車の中で食べていたチョコレート。
箱の中に細長いスティック状のチョコと3種類の小瓶がセットされ、
小瓶のディップをつけて食べるのだそう。
高島さんは柚風味のチョコスティックに柑橘系のソースをつけ、
「とても合う!」と驚かれていました。

「ヨーロッパのチョコレートなのに柚?ディップして食べる??」
衝撃でした。この時はどこの何というチョコか明かされないまま
シーンが変わってしまったのですが、調べて見つけました。
これはベルギーを代表する王室御用達ブランドGallerの
その名も「香 KAORI」というチョコレート。

パッケージに美しい草書体で「香」と書かれています。
このチョコレートは筆をイメージして作られたこと、
パッケージの「香」という文字は日本人の女性書道家が書いたこと
などが分かりました。

さっそく購入しようと探しましたが、どうやら日本未発売。
Gallerの日本のサイトへお取り寄せを問合わせたところ、この商品は
まだ輸入の手続きが整っていないためできないとの答え。
ならば本国へ聞いてみようとGaller本店に問い合わせましたが、
やはり日本へは送れないというのです。

使用している香料の関係で日本では販売できないらしい
と言っている人がいて、それなら正規で手に入れるのは無理というもの。
でもここまできたら、諦める私ではありません。
よく来日するイギリス人の友人に「今度会う時に買ってきて」と
お願いし、苦節約1カ月、割とすぐ手に入りました笑。

箱の中には、6種類のスティックチョコレート
(バニラ&ココナッツ、サフラン、バルサミコ&ストロベリー、
カルダモン、ゆず、ジンジャー)。
そしてディップ用のポット3種(カラマンシーのソース、
抹茶とポピーシードパウダー、粗挽きココアとオレンジのパウダー)。

説明書きに「口の中は何も描かれていない紙。そこへブラシをつけて、
あなただけの香りをcomposeしてください」とあります。
「香りを作曲してください」とは
何というアーティスティックなお菓子でしょう。

さっそく食べてみると、
ビターなチョコレートの中にスパイシーで香り高いガナッシュが。
それをディップにつけると、カラマンシーは強い酸味と甘味、抹茶は
ほろ苦く、ココア&オレンジは強いオレンジの香りとほのかな苦甘味。
複雑なフレーバーが広がり、どれも香りの上級者向けという感じで、
日本のスイーツとはまったく違う味わいでした。

Gallerの創業者ジャン・ガレーさんは、21才の若さで創業し、
異例のスピードでベルギー王室御用達として認定されたショコラティエ。
フローラル系、海藻、岩塩、スパイス、ペッパー、唐辛子など
さまざまな素材とチョコレートをいち早く組み合わせた人でもあり、
ベルギーチョコレートの伝統を守りながら、
常に味も見た目も革新的なチョコレートを創り出している方だそうです。

そんな方が、チョコレートへの愛情と情熱を持って柚や抹茶を使うと
こうなるんだ!という新しい体験をさせてもらいました。
まだまだ世界は知らないことだらけ。
見聞の幅を広げていきたいと思います。

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全部の組み合わせをじっくり味わいました


MIKI