陽気に誘われ、ピクニックやドライブに出かける機会も増える季節。
外で食べるお弁当のおいしさはひとしおです。
今はお弁当グッズもいろいろありますが、
昔はおむすびなどのお弁当を竹の皮で包んでいました。
竹の皮と言いますが、正確には、タケノコを包んでいる鱗片状の皮です。
この竹の皮には殺菌作用があり、中身が傷まないようにという配慮から。
竹の皮には殺菌作用のあるフラボノイド、抗菌作用があり
蝋の成分でもある高級脂肪酸、
脱臭性・抗菌性のあるクロロフィルが含まれていて、
おまけに通気性に富んでいるため湿気もこもりません。
生ゴミとして土に埋めても腐敗せず長い間残っているそうです。
そのため、昔は「竹の皮を肌身離さず持っていると、老化しない」
というおまじないが女性の間で信じられていたそうです。
いつの時代も若く美しくありたいと願う女ゴコロは変わりませんね。
竹の清々しい香りは、杉やヒノキなどと同じ森林浴の香りと言われる
フィトンチッドで、癒し効果があると言われています。
たまにはラップやアルミホイルの変わりに
竹の皮でおむすびを包んでみてはいかがでしょう。
見た目の情緒や竹の香りも相まって一層おいしく感じられるし、
美人のおまじないにもなり一石二鳥です。