2017/12/6根菜(野菜を味わう!)飛鳥赤根かぶ/ヤサイノイトウ
奈良県の片平地区で
古くから育てられてきた長かぶです。
奈良県では「片平あかね蕪(かたひらあかねかぶ)」
の名で伝統野菜として指定されており、
奈良県以外の地域でこの名称が使えないため、
一般的には飛鳥赤根かぶと呼ばれています。
「スーパーで売っている野菜だけが野菜ではない。
土地ごとに味も見た目も違う、
色々なおいしい野菜を食べてほしい」と
固定種の野菜作りにこだわっている
ヤサイノイトウさんがこのかぶの存在を知り、
「ぜひ自分で作りたい」と
ネットで調べて種を取り寄せ育てました。
形がおもしろいため、イベントに出展すると
「これは人参ですか?」と言われ、
珍しいととても人気だそうです。
もともと漬物用のかぶなので、
パリッとした歯ごたえとほんのりした甘味が特徴。
生に塩だけでもおいしいのですが、
焼くと甘味が出て食感も良く、ヤサイノイトウさんも
「何でいままでなかったんだろう!?」と
思うほどだったとか。
皮は赤く中身は白いので
輪切りにするとかわいらしく、
サラダに華を添えてくれます。
焼く時はズバッと縦割りにすると
見た目がキレイでインパクト大。
ピクルスもオススメです。