2017/12/9社会(食の六教科教室)お化けも頼る?
もういくつ寝るとお正月♪
お節料理を家族で囲んで団らんを
楽しみにしている方もいるのでは。
ところで昔からお正月などのお祝いの膳では、
柳の箸が使われたのをご存知ですか?
「柳ってお化けが出る木じゃないの?」
と思うかもしれませんが、
もともと柳の木は春一番に芽を出すことから
「家内喜」とも書かれるおめでたい木。
そして水辺に生えることから
水で清められた神聖な木とも言われています。
お化けが柳の木の下に佇むのも、
柳の神力で浮かばれようとしているから、という説も。
この神聖な柳の箸を
お正月の雑煮箸として使うことで、
家内安全を願うようになりました。
「両口箸」「俵箸」とも呼ばれるのは、
両方の先端が丸くなっているから。
これは、一方を神様が、もう一方を人が使って
お供えしたものを神様と一緒にいただく
「神人共食」をするためです。
皆さんもお正月には
柳箸を使って縁起をかついでみてはいかが。
来年は戌年。
我が社にも年男・年女がいます。
来年も皆さんにとって良い年になりますように!