2018/4/13匠の緑茶Story春の施肥(芽出し肥撒き)
4月上旬、今年は例年より高めの気温が続き、
全国各地でお茶が萌芽(ほうが=芽が出ること)しています。
暖かな地域や、早生(わせ)品種のものは、早くも摘み取りが
行われ、今年も新茶シーズン到来です。
私が管理している茶畑も、写真のように小さく芽吹き始めていました。
ゴールデンウィーク頃を摘み取り予定として、この日は芽出し肥を
撒きました。
お茶処静岡。
ホームセンターには、お茶専用の肥料が販売されています。
通常、お茶農家さんは農協さんなどから肥料を買いますが、
自園でほんの少しお茶を作っている人も多いので、
そのような方が利用します。
春は、窒素分多めの肥料を撒きます。
写真の、19-3-3というのは、成分の含有量。
窒素19%、リン酸3%、カリ3%、という意味です。
季節やお茶の状態、土壌によって、適した割合は変わってきます。
肥料を撒いて、土になじませるために軽く耕して...
ん?
・・・!!!!!!
へび発見!!
冬眠から目覚めたばかりなのでしょうか?
ぴくりとも動きません。
とはいえ、噛まれるのは怖いので、この周辺は諦めました。(涙)
夏にかけて虫も増えてくるので、安全に茶園仕事できるよう
対策をしなければいけません。
日々、予測のできない自然の中でお仕事されている生産家の方々、
本当に頭が下がります。
(ASAMI)