2018/4/18匠の緑茶Story静岡茶市場の初取引!
今日は、早朝から静岡茶市場で初取引のセレモニーがありました。
静岡はお茶処として有名ですが、お茶の生産量が日本一、というだけでなく、
全国のお茶が静岡に集まり、静岡の茶匠によって仕上げや合組(ブレンド)がなされ、
全国へと出荷される、集散地でもあるのです。
全国からお茶が集まり、取引されるのが、この静岡茶市場。
かまぼこ状のお茶畑を模した屋根の形が特徴的です。
今日から本格的にお茶の取引が始まるということで、大勢の茶業関係者、
報道陣など、約600人が集まりました。
静岡茶市場の取引は、売り手である生産者、買い手である茶商と、
両者の間で値段交渉を行う茶市場職員の3者で行われる、
相対(あいたい)取引です。
茶市場設立時から約60年、この方法で取引が行われています。
(緑の帽子が売り手、黄色が茶市場職員、青が買い手です。)
撮影用に、模擬取引をさせていただきました。
人が介在するのは、合理的ではないのでは?という意見もありますが、
長年の取引の経験を持った茶市場職員が介在することで、
生産者側と茶商側と双方がバランスよく成り立つ仕組みに
なっているのです。
(ASAMI)