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あなたの味わいがもっと深まる!

半分のお肉で見た目もお腹もゴージャスに

卒業、入学、就職など、何かとお祝い事の多い時期。
出費がかさんでやりくりが大変だったりしますね。
でもお祝いは華やかにやりたいもの。
そんな時、ちょっと工夫することで、
そんなにお金をかけずに豪華な食卓を演出できます。

たとえば4人ならステーキ肉を4枚買うのではなく、
お店で半分の2人分の量のブロックに切り分けてもらい、
これをかたまりのまま焼いて大皿に盛ります。
そこに炒めた玉ねぎをたっぷりかければ、
大きなシャリアピンステーキの出来上がり。

ローストビーフのようにみんなの前で薄切りに切り分ければ、
ゴージャスムード満点。
パンに乗せて出せば、さらにボリュームアップします。

付け合せの野菜はたっぷり、
バターライスやスパゲティなども一緒に盛ると
さらに見た目が豪華になります。
お刺身だって、蒸し鶏、ゆで野菜、ハム、
刺身こんにゃくなどと一緒に盛れば、ボリューム増に。

目もお腹も、そしてハートも満たされる
楽しいお祝いを工夫してみてください。

見た目と心

これは我が家で1年に1度だけ使われる盃。
おそらく九谷焼でしょう。
七福神の絵柄がついています。

いつの頃からかは分かりませんが、
少なくても50年以上、大晦日の夜は
必ずこの盃で乾杯するのが習わしになっています。

不思議なもので、この盃で飲むお酒は
ことのほかおいしく感じられます。

その理由は、まず見た目。
おいしさは、舌で味わう味覚がわずか1%。
ほかは視覚約80%、聴覚約10%、触覚約2%、
嗅覚約3%と言われ、見た目が大半を占めます。

絢爛な九谷焼、しかもおめでたい絵柄というところで、
非日常感満載の特別な味に感じられるんですね。

前回、五色使いの盛り付けで
おいしさを演出という話を紹介しましたが、
器も大事な要因のひとつ。
器にこだわることで気分が挙がり、
味わいを更に演出できます。

また、この盃に関して言えば、今年も無事に
家族揃って年越しができるありがたさが加わって、
おいしさが倍増される気がします。

そう考えると、おいしさを感じる要因として
五感以外に、嬉しい、楽しい、ありがたいという
「心」が大きく関わっていると言えます。

実際、子供の味覚の幅を広げる方法として
❶たくさんの素材の味を経験させる
❷繰り返し味を学習させて嗜好を定着させる
という味の習得方法以外に
❸食事が楽しいと感じる環境を作る
の3点が挙げられています。

どんなに見た目や味が良くても
「早く食べなさい」とせっつかれたり、
お母さんがイライラしていたり、
ぽつんと一人で食べていたのでは
味気ない食事になってしまいます。

空腹を満たすためだけに「物を食べる」のと、
楽しく味わって「食事する」のは違います。

忙しい毎日、余裕を持って食事をするのは
なかなか難しいかもしれませんが、
せめて大晦日やお正月、誕生日など特別な日には、
見た目も美しく演出して、大切な人と一緒に
楽しい食事ができるといいですね。


5歳の甥っ子も、いっちょ前に一緒に乾杯(水です)。

本当のおいしさってどこで感じるの?

サラダを食べる,フートコ

“おいしさ”は舌だけで感じるもの?
いいえ、実は、舌(味覚)が感じる
おいしさというのは、五感の中でも
たった1%に過ぎないのです。
味覚以外の感覚で美味しさを感じる割合は
視覚:約80%
聴覚:約10%
触覚:約2%
嗅覚:約3%、だそうです。

“おいしい!” “おいしそう!”
私たちがそう感じているのは、
ほとんどが視覚や情報によるもの。

可愛らしかったり、彩り豊かだったり、
○○円の高級××、□□産の貴重な××、など
事前の情報や価格、見た目の部分に
おいしさを左右されているのです。

五感で感じるおいしさの偏りを自覚しつつ、
時には視覚や情報を抜きにして味わってみると、
味わい方の基準が変わってきます。

ブランドや価格などにとらわれない、
自分独自の好きな味わいを見つけながら、
味わいの幅をもっと広げていきましょう。

5色を揃えておいしさを演出!

料理は、味、香り、食感、見た目、音と
五感で楽しむもの。SNSを意識する最近では、
特に見た目を気にするようになりました。

たとえSNSにアップしなくても、
美しい食べ物は食欲がわきますよね。

でもただカラフルにしたり、
鮮やかにすればいいという訳ではありません。
食べ物は何より「おいしそう」に
見えることが大事です。

和食の盛り付けの基本と言われているのが、
「青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)」
という色使い。この色が揃うと、
美しくおいしそうに映えるのだそうです。

確かに、青(緑)はみずみずしくフレッシュ、
黄や赤は温かそうで食欲増進、
白は清潔感や上質さを感じ、
黒はこれらの色を際立たせてくれます。
これは和食に限らず洋食にも言えること。

もし食材で色が揃わなければ、
赤や緑の色が入ったお皿を使う、
黒い柄のランチョンマットやお盆を敷く
などで工夫できます。

筆者もお弁当をせっせと作っていた頃は、
黒いお弁当箱にずいぶん助けられました。

ベースが黒いので、
白いご飯にちょっとフリカケやゴマ、
茶色のお惣菜、緑のレタスやブロッコリー、
赤いプチトマトが映えて
それなりにおいしそうに見えるんです。
まさに色のマジックですね。

かつて広告業界では、
青い色はおいしそうに見えないため、
料理や食品パッケージなどに使うのは
タブーとされてきました。

しかし最近では、青いカレーやラーメン、
パスタなどがいろいろ出てきています。

奇抜な話題性だけでなく、
本当においしそうに見える技法ができたら
食彩革命になるかもしれません。

シズル感満載?!日本の食品パッケージ

ステーキ

普段、日本にいると気付きませんが、
日本で販売されている食品のパッケージには
思わず目を引く素材のみずみずしさや、
調理の臨場感を表す写真や言葉が
ふんだんに使われています。

広告業界では、
食品をおいしそうに表現することを
シズル、シズル感などと呼んでいます。
元々「シズル(sizzel)」という英語は、ステーキを焼く時の
ジュージューという
音のことを指す言葉です。

日本の食品パッケージは、写真やキャッチコピー、
擬音語へのこだわりがとても強く感じられます。

一方、海外の食品パッケージは、イラストが多く
おしゃれなデザイン、派手なカラーリング、
そして、日本では考えられないような
ユーモアなパッケージに遭遇することもあります。

もし何かの機会で海外に行くことがあれば、
スーパーマーケットをのぞいてみると
日本とは違う様々な発見があって面白いですよ。