八百屋さんの店頭でそら豆の大きなサヤを見つけると
なんだかワクワクしてつい買ってしまいます。
こんなに大きい豆って他にあまり見ないので
子供の頃に読んだジャックと豆の木を連想して
心が躍るのかもしれません。
大きなサヤをぱっくり割ると
ふかふかのお布団の上に、まるまる太った豆がお行儀よく寝ています。
このふかふかのお布団がかわいくて、なんとか利用したいんだけど
食べる訳にもいかないし…といつも残念に思いながら捨てていました。
でも、いい使い道がありました。
そのままサヤを器にしてしまう方法です。
サヤをちょっと焦げ目がつくぐらい焼いて、上に茹でたそら豆を乗せ
チーズのソースをかければ、そら豆ディッシュのできあがり。
今回はさらに、
そら豆とチーズソースに合うハーブ緑茶を2種ブレンドしてみました。
チーズによく合うミントはアクセントとして両方で使い、
ベースになる緑茶とハーブを変えてチャレンジです。
❶「レモングラスミント浅蒸し茶」(写真右のグラスのお茶)
すっきりさせることを目的にブレンド。
レモングラスのスーッとした爽やかな香りと
浅蒸し茶のほどよい甘旨味がなじみ、ミントがアクセントになって
口の中をすっきり切り替えてくれました。
❷「ローズマリーミントほうじ茶」(写真左のグラスのお茶)
引き立てることを目的にブレンド。
ハーブでほうじ茶の癖が緩和され、そら豆の味をやわらかく包み、
ベーコンやフライドオニオンの香ばしさと合って、
引き立てるというよりなじませる味わいになりました。
料理の味を連想しながらブレンドするのは
慣れないとちょっと難しいですが、
どんな味わいのハーブ緑茶ができるのか楽しみでもあります。
私は❶の方が好きだったので、そちらをご紹介しますね。
【レモングラスミント浅蒸し茶】
・水/500cc
・浅蒸し茶/3.25g(65%)
・レモングラス/1.5g(30%)
・ミント/0.25g(5%)
・タラゴン/2振り
①材料をボトルに入れ、冷蔵庫で8時間ほど抽出します。
前の晩に仕込んでおけばOK!
②翌日、茶葉を漉してできあがり。
※HOTで飲みたい場合は、耐熱容器に入れてレンジでチンしてください。
- 8 さや そら豆
- 1 枚 厚切りベーコン
- 50 cc 生クリーム 低脂肪にしたかったので豆乳のホイップクリームを使用
- 10 g ペコリーノチーズ
- 8 g パルミジャーノ・レッジャーノ パルメザンチーズで代用
- 大さじ 1 ベーコン脂 ベーコンをカリカリに焼いて出る脂
- 1/4 個 新玉ねぎ
- 適量 薄力粉
- 適量 オリーブ油
- 適量 塩、こしょう
- そら豆はサヤから取り出し、3~4分茹でて皮をむく。
- 薄切りにした新玉ねぎに薄力粉をまぶし、オリーブ油で揚げてフライドオニオンにする。
- 厚切りベーコンを7mmぐらいの拍子切りにして、中火でカリカリに焼く。出た脂は別の器に分けておく。
- そら豆のサヤを少し焦げ目がつくぐらい焼く。(魚焼きグリルで5分ぐらい焼きました)
- フライパンに生クリーム、ベーコン、ベーコン脂を入れ、温まったらチーズ2種を加えて溶かし、塩で味を整える。
- グリルしたサヤを器にしてそら豆を盛り付け、チーズソースを入れて、フライドオニオンとこしょうをかける。(写真は、飾りでディルを添えています)
使った食材です。パルミジャーノ・レッジャーノがなかったので
パルメザンチーズを使いました。
そら豆のほくほくした豆っぽい旨味をコクのあるベーコンとチーズのソースが引き出し、フライドオニオンがアクセントになって味も香りも食感も楽しめました。濃厚なチーズソースの後味をレモングラスミント浅蒸し茶が爽やかに切り替えてくれました。他のチーズ系ソースにも合うと思います。